
国内盤DVDリリース情報、7月は、新作の発売はお休みで、リイシュー(再発売)ものを2点のみ発売します。
[カール・ベーム ザルツブルク音楽祭ライヴ・シリーズ]
■R.シュトラウス作曲 歌劇《ナクソス島のアリアドネ》
ザルツブルク音楽祭1965
→詳細はこちら
■モーツァルト作曲 歌劇《フィガロの結婚》
ザルツブルク音楽祭1966
→詳細はこちら
言わずと知れたカール・ベームの歴史的傑作オペラ映像を、お求め安い価格で再発売です。
白黒映像&モノラル音声ながら、60年代ザルツブルク音楽祭の熱気がダイレクトに伝わってきます。
《フィガロ》を観ていて思ったことがひとつ。
歌手がアリアを歌ったあと、お客さんの盛大な拍手がしばしば沸き起こるわけですが、この頃の歌手って、かならず律儀に素に戻って、きちんと客席にお辞儀をするんですね。
もちろん、最近の上演でもお辞儀することはあるかもしれませんが、少なくなりましたよね。むしろ、拍手の間、人形のように微動だにせず、拍手がやむのを待っているパターンが多いように思います。
演技者がつかの間素に戻り、笑みを浮かべながら声援に応えて、また何事も無かったように、演技を始める。その独特な間合いというか、テンポが面白いです。
さて、この2つの映像で、なんといっても印象的なのが、レリ・グリストです。
この歌手、演技・歌唱ともにとても秀逸で、なんとも瑞々しく、一言で言えば、とってもかわいい!のです(上の写真参照)。
異論のある方もいらっしゃるかもしれませんが、あえて言えば、全盛期のキャスリーン・バトルのような、コケティッシュな魅力にあふれていて目が釘付けです。
グリスト、あまり日本では知られていないようですが、付属ブックレットの山崎浩太郎さんの解説によれば、アメリカ出身で、ブロードウェイの子役あがり、バーンスタインの《ウェストサイド物語》のサムウェアの歌手役でデビューしたとか。なるほど、演技がとても上手なのは、ブロードウェイ仕込みだったからなのかもしれません。
《アリアドネ》のブックレット解説では、山崎浩太郎さんがこのグリストについて詳しく解説していますので、そちらもぜひご参照いただきたいです。