プッチーニ作曲 歌劇《ジャンニ・スキッキ》 グラインドボーン音楽祭 2004
2009年12月23日発売
コルベッリの痛快な演技とユロフスキの巧みなタクトが冴えわたる傑作喜劇
名アリア「私のお父さん」で知られるプッチーニの傑作。英国演劇界で活躍する演出家アーデンが、遺産相続の生々しい人間模様を丹念に描き出します。スキッキを演じるコルベッリの親族たちを一喜一憂させるさま、ツィータを演じるパーマーの豊かな表情など歌手陣の名役者ぶりも必見。若きマエストロ、ユロフスキの指揮も冴えわたります。
■プレビュー
■見どころ
★名アリア「私のお父さん」で知られるプッチーニの傑作《ジャンニ・スキッキ》をグラインドボーンの実力派キャストと話題の若きマエストロ、ユロフスキの指揮でお送りします。
★このグラインドボーンの《ジャンニ・スキッキ》は、芸達者な歌手たちが集い、実にユーモラスな舞台を展開しますが、それだけではありません。イギリスの演劇界で活躍する演出家アーデンは、この傑作の喜劇的側面だけに光を当てるのではなく、残された親族たちにとって生死を賭けた大問題である遺産相続の残酷さという、このオペラの根本的なテーマにもしっかりとフォーカスしています。
★歌手陣は若手からベテランまでバランスよく配されており、とりわけジャンニ・スキッキを演じるコルベッリが、舞台の“支配者”さながらに親族たちを一喜一憂させるさまは、痛快の一言。また、ツィータを演じるパーマーの豊かな表情からも目が離せません。グラインドボーンの音楽監督ユロフスキの指揮も冴えわたる名演です。
■キャスト&スタッフ
ジャンニ・スキッキ: アレッサンドロ・コルベッリ
ツィータ: フェリシティー・パーマー
ラウレッタ: サリー・マシューズ
リヌッチョ: マッシモ・ジョルダーノ
チェスカ: マリー・マクローリン 他
指揮:ウラディーミル・ユロフスキ
ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団
演出:アナベル・アーデン
■収録
2004年7月11日
グラインドボーン歌劇場(グラインドボーン音楽祭 イギリス)
■特典映像
◇指揮者、演出家、およびコルベッリのインタビュー映像
■プロフィール
アレッサンドロ・コルベッリ(ジャンニ・スキッキ)
1952年、イタリア、トリノ生まれのバリトン。1974年に《ラ・ボエーム》のマルチェッロを歌って舞台デビュー。以後、19世紀イタリアのオペラ・ブッファで定評を得ており、録音や映像も数多い。近年ではドニゼッティの《連隊の娘》のスュルピースやロッシーニの《セビリャの理髪師》のバルトロといった役柄で欧米の大劇場に出演している。
サリー・マシューズ(ラウレッタ)
イギリス生まれのソプラノ。1999年にキャスリーン・フェリアー賞を受賞し、母国内で活動の場を広げた後、現在ではウィーンやミュンヘン、ブリュッセルなど国外でも活躍。カヴァッリやヘンデルなどバロック期の作曲家のオペラやモーツァルトの《コジ・ファン・トゥッテ》等で定評を得ている。
フェリシティ・パーマー(ツィータ)
1944年、イギリス生まれのメゾソプラノ。1971年にソプラノとしてデビュー後メゾソプラノに転向し、マルチェッリーナ(《フィガロの結婚》)、クリテムネストラ(《エレクトラ》)、ド・クロワシー夫人(《カルメル会修道女の対話》)、ベルケンフィールド侯爵夫人(《連隊の娘》)、フローレンス・パイク(《アルバート・ヘリング》)といった脇を固める重要な役柄を演じて欧米中で活躍している。
マッシモ・ジョルダーノ(リヌッチョ)
イタリア、ポンペイ生まれのテノール。トリエステの音楽院を卒業後、1990年代後半に国内各地のコンクールに入賞、その後活躍の場を大いに広げつつあり、国外の大劇場でも活躍。2006年にはニューヨーク・メトロポリタン歌劇場に《マノン》(マスネ)のデ・グリュー役でデビューしている。
マリー・マクロクリン(ラ・チェスカ)
1954年、スコットランド生まれのソプラノ。1978年にイングリッシュ・ナショナル・オペラの《領事》(メノッティ)に出演しオペラ・デビュー。1981年にはロンドン・コヴェントガーデン劇場にバルバリーナ役(《フィガロの結婚》)で初登場。国外での活躍も多く、ニューヨーク・メトロポリタン歌劇場やザルツブルク音楽祭では《フィデリオ》のマルツェリーネを歌っている。
ウラディーミル・ユロフスキ(指揮)
1972年ロシア、モスクワ生まれの指揮者。父ミハイルも高名な指揮者である。モスクワ音楽院で学んだ後、1990年に家族でドイツに移住。2001年よりグラインドボーン音楽祭の音楽監督を務めており、ミラノ・スカラ座やニューヨーク・メトロポリタン歌劇場、パリ・バスティーユでも指揮台に立つ。2006年5月より、ロンドン・フィルハーモニック・オーケストラの首席指揮者に就任している。
アナベル・アーデン(演出)
イギリス生まれの演出家。演劇畑で活動の傍ら、オペラ界にも進出。オペラ・ノースでモーツァルトの《魔笛》、モンテヴェルディの《ユリッセの帰還》、ヴェルディの《椿姫》、ヤナーチェクの《利口な女狐の物語》当を演出。国外でもツェムリンスキーの《小人》をフィレンツェで演出するなど各地で活躍。2007年にはグラインドボーン音楽祭で《愛の妙薬》(ドニゼッティ)を手がけている。
SPEC
[収録時間] 68分(本編57分)
[字幕] 日本語・イタリア語(特典映像:日本語・英語)
[映像] 16:9 カラー
[音声] リニアPCMステレオ/Dolby Digital 5.1/DTS 5.1
[ディスク仕様] 片面1層
DVD●TDBA-5109 ¥5,040円(税込)