ストラヴィンスキー作曲 歌劇《放蕩者のなりゆき》
王立モネ劇場 2007
2009年10月21日発売
21世紀のオペラ界を担う大野和士&ルパージュの名コンビが送るストラヴィンスキー渾身のメタ・オペラ!
ストラヴィンスキーによる新古典主義の集大成にして、20世紀オペラの中でも屈指の演奏回数を誇る人気作を、大野&モネ劇場の高水準上演でお届けします。総監督着任から5年を経たこの舞台は、大野の意思がすみずみまで行き届いており、両者の蜜月ぶりを目の当たりにできます。エンターテインメント性溢れるルパージュの演出も実に鮮烈です。
■プレビュー
■見どころ
★ストラヴィンスキーによる新古典主義作品の集大成ともいえる歌劇《放蕩者のなりゆき》。20世紀に作曲されたオペラの中でも屈指の上演回数を誇るこの人気作を、大野和士&王立モネ劇場の高水準上演でお届けします。
★「世界のオオノ」の名を不動のものとしたモネ劇場総監督時代の大野の映像は《アイーダ》に続き2作目。2002年の着任から5年を経た2007年のこの舞台は、大野の意志がすみずみまで行き届いており、両者の蜜月ぶりを目の当たりにできます。
★演出は、シルク・ド・ソレイユの演出でも知られ、現在オペラ演出界のスターダムにのしあがりつつあるロベール・ルパージュ。そのポップでエンターテインメント性あふれる舞台はまさに「ルパージュ・マジック」の面目躍如。ルパージュは、2012年からMETで《指環》の演出を手がけることになっており、今後のさらなる活躍が期待されている逸材です。
■キャスト&スタッフ
アン・トゥルーラヴ:ローラ・クレイコム
トム・レイクウェル:アンドリュー・ケネディ
ニック・シャドウ:ウィリアム・シメル
マザー・グース:ジュリアン・ヤング
トルコ女ババ:ダグマール・ぺツコヴァ
トゥルーラヴ:ダレン・ジェフリー
セレム:ドナル・J.バーン
精神病院の監視員:シャディ・トルベイ
指揮:大野和士
王立モネ劇場管弦楽団&合唱団
演出:ロベール・ルパージュ
装置:カール・フィリオン
美術:ボリス・フィルケ
衣裳:フランソワ・バルボー
振付:マイケル・キーガン=ドーラン
照明:エティエンヌ・ブシェ
■収録
2007年4月 王立モネ劇場(ブリュッセル)
■特典映像
◇ロベール・ルパージュへのインタビュー
◇リハーサル映像
■プロフィール
アンドリュー・ケネディ(テノール、トム・レイクウェル)
イギリス出身。ケンブリッジ大学と王立音楽大学(ロンドン)に学ぶ。2003年にコヴェント・ガーデン王立歌劇場に「ヴィラー・ヤング・アーティスト」として参加して以来、イギリスを中心にヨーロッパ各地のオペラ劇場に出演している一方、オラトリオやリートも幅広く手掛けている。2006年には20世紀イギリスの作曲家、ピーター・ウォ—ロックの歌曲でCDデビューした。
ローラ・クレイコム(ソプラノ、アン・トゥルーラヴ)
アメリカ出身。24歳の時に代役として《カプレーティ家とモンテッキ家》(ジュネーブ・オペラ)のジュリエッタ役でデビューして以来、バロック時代の宗教曲からベル・カント・オペラまで幅広いレパートリーで活躍している。現代オペラにも積極的に取り組んでおり、1997年のザルツブルク音楽祭で物議をかもしたリゲティ《グラン・マカーブル》(サロネン指揮、セラーズ演出)ではアマンダ役を演じ、こちらはCDでも聴くことができる。
ウィリアム・シメル(バリトン、ニック・シャドウ)
イギリス出身。1980年ケント・オペラ(イギリス)におけるデビュー以来、ミラノ・スカラ座、パリ・オペラ座、ウィーン国立歌劇場、メトロポリタン歌劇場を始め、世界各地の主要オペラ座でモーツァルトからプッチーニ、リヒャルト・シュトラウスまで幅広いレパートリーを歌っている。1986年にはコヴェント・ガーデン王立歌劇場の《コジ・ファン・トゥッテ》公演で来日(グリエルモ役)。
ダグマール・ぺツコヴァ(メゾ・ソプラノ、トルコ女ババ)
チェコ出身。プラハ音楽院で学んだ後、ドイツを中心に各地のオペラ・ハウスで歌っている。2009/10年シーズンはマーラー・イヤー関連の演奏会に数多く出演しているが、その中でもパリ・オペラ座での「バレエ版」マーラー《交響曲第3番》(ジョン・ノイマイヤー振付、ザイベル指揮)への出演は特筆すべきである。
大野和士(指揮)
東京出身。東京芸術大学で学んだ後、バイエルン州立歌劇場においてサヴァリッシュやジュゼッペ・パターネのもと研鑽を積む。ザグレブ・フィル(1990-96)、東京フィル(1992-96)、バーデン州立劇場(カールスルーエ、1996-2002)、ベルギー王立モネ劇場(2002-08)等の首席指揮者/音楽監督を歴任後、2008年にリヨン・オペラの首席指揮者に就任。初シーズンにはプロコフィエフの《賭博者》やベルクの《ルル》など意欲的なプログラムが盛り込まれた。モーツァルトやワーグナー、ヴェルディなどの古典の他、多くの現代作品も手掛け、シャリーノ《我が裏切りの瞳》(2001年)、フランチェスコ—ニ《バッラータ》(2002年、共にモネ劇場)や細川俊夫の《班女》(2004年、エクサンプロヴァンス/モネ劇場)、ヘンツェ《バッサリーズ》(2005年、シャトレ座)は特筆されるべきであろう。
ロベール・ルパージュ(演出)
カナダ、ケベック州出身。ケベック・シティのコンセルヴァトワールで演劇を学んだ後、パリで研鑽を積む。ケベックに戻りルペール劇場にて多くのオリジナル作品を手掛けたあと、1993年に劇団「エクス・マキナ」を創立し、芸術監督に就任する。その後も古典からオリジナル作品まで多くを手掛けたが、1993年にはバルトーク《青ひげ公の城》とシェーンベルク《期待》(ともにカナダ・オペラ・カンパニー)でオペラ演出デビュー。その後も定期的にオペラ演出を手掛けている。日本では1999年、松本のサイトウ・キネン・フェスティバルにおけるベルリオーズ《ファウストの劫罰》で演出を担当した。
SPEC
[収録時間] 168分(本編149分)
[字幕] 日本語・英語(特典:日本語)
[映像] 16:9 カラー
[音声] リニアPCMステレオ/Dolby Digital 5.0/DTS 5.0
[ディスク仕様] 片面1層+片面2層(2枚組)
DVD●TDBA-5097~8 ¥9,240円(税込)