ヴェルディ作曲 歌劇《オベルト》
ビルバオ・オペラ(ABAO) 2007
2009年04月22日発売
アブドラザコフ、ヘルリツィウスなど実力派歌手が結集!ヴェルディ最初のオペラ作品が優れたキャストで初映像化
ヴェルディ最初のオペラ《オベルト》は、彼の栄光の第一歩となった傑作。それをビルバオ・オペラが上演、初映像化されました。アブドラザコフ、ヘルリツィウス、ヴェントレ、コルネッティと実力の高い歌手が揃えられ、様式感も見事なアベルの指揮と、ロマンティシズムを色濃く盛り込んだ新鋭ガルシアの演出も見事。ヴェルディ・ファン必見の映像です。
■プレビュー
■見どころ
★ヴェルディの現存するオペラの中で、最初の作品とされる《オベルト》が初DVD化。上演自体非常に珍しいだけに、ヴェルディ・ファン垂涎のタイトルです。ヴェルディ20代の情熱が注ぎ込まれたこの作品を聴くと、ヴェルディの天性のメロディ創出力がすでに顕著であることに驚かされます。
★何と言っても注目は、METなど有名歌劇場で大活躍中のスター、アブドラザコフ。表題役を演じ、圧倒的な存在感を示します。また今は亡きシノーポリに見出され、バイロイト《指環》でのブリュンヒルデ役で大絶賛を浴びたドラマティック・ソプラノ、ヘルリツィウス。その迫力の声量と情念に満ちあふれた演技は圧巻!
★ピットに入るのは、バスクのお隣、アストゥリアス州のオーケストラ。日本では耳慣れない名前のオーケストラですが、ドニゼッティ等を得意とするアベルの指揮のもと、実に表情豊かな演奏を展開しており、実力の高さを物語っています。
★イグナシオ・ガルシアによる演出は、伝統的な舞台作りに則った上で、登場人物の心理描写を重視し、若い演出家ならではの斬新な視点を盛り込まれており、この貴重なオペラ作品の真価を忠実に伝えています。
★会場となったエウスカルドゥナ会館は、グッゲンハイム美術館など、先鋭的な文化施設が集まる文化都市ビルバオの中心にあるホール。スター歌手を招聘した意欲的なオペラプロダクションも数多く上演され欧州で注目されています。

■キャスト&スタッフ
オベルト:イルダール・アブドラザコフ / レオノーラ:エヴェリン・ヘルリツィウス
リッカルド:カルロ・ヴェントレ / クニーツァ:マリアンネ・コルネッティ
イメルダ:ヌリア・ロレンツォ
指揮:イヴ・アベル
アストゥリアス州立交響楽団/ビルバオ・オペラ合唱団
演出:イグナシオ・ガルシア
■収録
2007年1月26、29日 エウスカルドゥナ会館(ビルバオ)
■特典映像
インタビュー ①イグナシオ・ガルシア ②イヴ・アベル
■プロフィール
イルダール・アブドラザコフ(オベルト、バス)
1976年、ロシア連邦のバシコルトスタン共和国の首都ウファで生まれる。生地で学んだ後、1998年にモスクワでのリムスキー=コルサコフ国際コンペティションで大賞を受賞、2000年にはパルマでのマリア・カラス国際テレビコンペティションでも優勝。ロシア人でありながら、イタリア的に朗々と輝く美声と、柔軟性のある歌い口によって、ロッシーニからヴェルディを歌うバッソ・カンタンテとして急速に台頭、2004年にはメトにもデビューしている。
エヴェリン・ヘルリツィウス(レオノーラ、ソプラノ)
1963年4月27日、ドイツ、ニーダーザクセン州オスナブリュック生まれ。当初は踊りを学んでいたという。ハンブルクで歌を学ぶ。1993年、フレンスブルクでワーグナー《タンホイザー》のエリーザベト役でデビュー。1990年代後半には、ドイツ各地の劇場でドイツオペラのヒロインを歌って評判となっている。1997年からドレスデン国立歌劇場と契約、ワーグナーとR.シュトラウスのオペラに多く出演する。2002年からバイロイト音楽祭に出演し、ブリュンヒルデとクンドリーを歌っている。
カルロ・ヴェントレ(リッカルド、テノール)
ウルグアイのモンテビデオ生まれ。イタリア人とスペイン人の血を引く。15歳で、18歳から入学が可能な音楽学校に入学を認められ、音楽を学び始める。17歳の時に《椿姫》のガストン役で、本格的デビューを果たす。1990年にイタリアに渡り、ジーノ・ベッキ、マグダ・オリヴェーロらに学ぶ。1994年、ムーティの指揮でヴェルディ《リゴレット》のマントヴァ公を歌いスカラ座にデビュー。1995年、フィラデルフィアでのルチアーノ・パヴァロッティ国際声楽コンクールで優勝。これ以降、イタリアを中心に欧米の歌劇場で活躍している。
マリアンネ・コルネッティ(クニーツァ、メッゾソプラノ)
米国、ペンシルバニア州、ピッツバーグ近郊の小さな町キャボットの出身。ピッツバーグのデュケイン大学、シンシナティ音楽院、マンハッタン音楽学校で学ぶ。ピッツバーグ・オペラのメンバーになり様々なメッゾ役を歌う。2000年に、ムーティ指揮のヴェルディ《イル・トロヴァトーレ》のアズチェーナを歌い、ヴェルディ・メッゾとしての地位を確立する。2001年にサントリーホールでのヴェルディ《ドン・カルロ》、2006年にはボローニャ歌劇場来日公演での《イル・トロヴァトーレ》など数回来日している。
イヴ・アベル(指揮)
トロント出身。両親は1950年代にフランスから渡ってきた移民。少年合唱隊で歌った後、指揮者を目指してトロント大学、トロント・ロイヤル音楽院で学ぶ。1988年、ニューヨークに創設されたオペラ・フランセの音楽監督に就任、数多くの珍しいフランスオペラを指揮する。1990年代に欧米各地の歌劇場に進出、フランスオペラを数多く指揮する一方、ロッシーニ、ドニゼッティといったイタリアオペラでも評価を得る。2006年、ドニゼッティ《愛の妙薬》でウィーン国立歌劇場にデビュー。2007年、ドニゼッティ《連隊の娘》でスカラ座にデビューしている。
イグナシオ・ガルシア(演出)
1977年9月4日、スペインのマドリッド生まれ。マドリッド王立舞台芸術高等学校で舞台演出を学ぶ。1999年代の末から様々な舞台の演出家として頭角を現す。音楽も勉強していたことから、オペラを演出する機会も多い。この《オベルト》の好評から、ビルバオ・オペラでは2008年にドニゼッティ《ポリウート》の演出も担当した。
SPEC
[収録時間] 148分(本編136分)
[字幕] 日本語・イタリア語(特典映像:日本語)
[映像] 16:9 カラー
[音声] リニアPCMステレオ/Dolby Digital 5.0 /DTS 5.0
[ディスク仕様] 片面2層
DVD●TDBA-5071 ¥6,090円(税込)